メタボリックシンドロームは、近年、中高年の男性に多いとされ話題になっていますが、
専門家たちは注意が必要なのは男性だけではないと言います。
そう、女性もメタボリックシンドロームの危険は十分にあります。
18歳時の体重と比べて今は、どのくらい増えたかを目安にするのが現時点ではいいでしょう。
ほとんどの人が、身長の伸びが止まる18歳を基準とし、体重が5kg増えた人は危険域、
10kg増えたら確実にメタボリックシンドロームの危険性が高いでしょう。
女性の場合35歳を過ぎたころからが要注意です。まだ、年齢が若いころは、
内臓脂肪より皮下脂肪が先に付きますが、35歳ごろからは内臓脂肪が付きやすくなります。
厚生労働省の2004年末の調査よると予備軍を含め、40~70歳代の男女では、
男性は約50%、女性は約20%の人がメタボリックシンドローム要注意に達しています。
女性中でも、冷え性で悩まされている方はいるでしょう。
このような方もメタボリックシンドロームに注意です。
体が血行不良になることによって基礎代謝機能が低下し、
脂肪を蓄えやすくなってしまうのです。この結果、
内臓脂肪がついてしまいメタボリックシンドロームの危険が高くなってしまいます。
このように「メタボッリクシンドーロームは男性の病気」と思っていた方も、
自分の生活習慣や食生活を見直してみましょう。
あなたも、メタボリックシンドローム、もしくは予備軍かもしれません。
メタボリックシンドロームは先にお話したように、内臓脂肪と強く関わっています。
まずは、内臓脂肪をつけない、また内臓脂肪を減らすことからが
メタボリックシンドロームの予防への一歩です。
やはり、内臓脂肪には運動が1番です。もちろん、ジムなどに通って定期的な運動も
いいですが、普段から心がけて体を動かすことが大事です。
「メタボリックシンドロームは嫌だけど・・・。」仕事や色々な都合でジムなどに通う暇がない人でも、
日ごろの気持ちの入れ替えで内臓脂肪には効果があります。
通勤の時などをうまく利用すれば、ウォーキングなどの時間にもできます。
家から駅までの道を少し遠回りにしてみたり、
一駅前で降りたり、5分でも早く家を出れば、5分のウォーキングができます。
たった5分です。このたった5分でも、メタボリックシンドロームには貴重な5分です。
他にも、些細な所で体を動かすことで、メタボリックシンドロームの予防はできます。
自宅がマンションや団地なら普段エレベーターを使うところを階段を利用したり、
これはビルなどでも同じことで運動ができます。
家でただダラダラとテレビをみているよりも、フィットネスバイクなどを購入して(1万円前後~あり)、
見ながらやれば、さほど苦痛もなく運動ができます。
運動への些細な心がけでメタボリックシンドロームのリスクは下がります。
メタボリックや健康維持のためにも運動はいいことなのでぜひ色々と実践してみてください。
次のメタボリックシンドローム 予防は、食生活です。
運動をしても食事も改善しなくては、あまり意味がありません。
やはり、食事で気を付けたいのは脂質。いくら運動してもこれを摂り過ぎてしまっては
メタボリックシンドローム予防へはなかなか繋がりません。
すべて我慢するとストレスが溜まり体にも良くないので、脂質の量を減らし、
野菜、乳製品、豆類、きのこ、海藻などを心がけて摂るようにしましょう。
食事の初めに、野菜や豆類(納豆、豆腐など)を摂ると、
お腹が少し満たされて脂質をあまり摂らずに済むのでいいかもしれませんね。
お酒と焼肉これは最高ですね。
でも、これはメタボリックシンドロームには天敵です。
飲酒もメタボリックにはあまりよくありません。
「お肉がおいしいからお酒が進んでつい飲みすぎてしまう」はやめて、
お付き合いの一杯を飲んだらご飯やサラダ、お肉もほどほどにしてみましょう。
ストレス解消にお酒をドカ飲みするのもよくありません。
そんな時は運動などで発散することをお勧めします。
それに、お昼のランチはもちろん、普段の食事から和食に変えていくと、
メタボリックシンドローム 予防にはとても効果的です。
運動と同じように普段の食生活を少し変えるとメタボリックシンドロームには効果的です。
女性も同じですが、メタボッリク予備軍の女性に多いのが朝食を抜くことや、
間食をする、甘いものを食べ過ぎる傾向があります。
朝は用意で忙しいので朝食を摂らない、朝食を抜くと中途半端にお腹が減る。
そこで手軽なお菓子を食べてしまう。朝食1つを抜くだけでこのような悪循環になってしまうのです。
メタボッリックシンドロームの予防のために朝食を摂るように心がけください。
男性も同じですのでご注意を!!
次に喫煙です。
この喫煙は、メタボリックシンドロームにはかなりの危険因子です。
このストレス社会、喫煙者の方は多くいる事と思います。
「税金が上がってもやめられない」「仕事などのストレスはタバコで」と言う人が多くでしょう。
メタボリックシンドロームによって起こされる、
動脈硬化からさらに進行する事で心筋梗塞や脳卒中が起こってしまいます。
喫煙はこれらを引き起こしてしまう危険な行為と言えるでしょう。
また、メタボリックシンドロームにとって、高血圧もよくありません。
タバコに含まれている成分のひとつにニコチンがあります。このニコチンには、
血管を収縮させる作用があり、血管が収縮すると血圧が上がり高血圧の原因になってしまいます。
もともと、タバコにいい点はなく、ましてや健康には、まったくもっていいことなどありません。
メタボリックシンドロームと健康のためにも、喫煙を始めてみてはいかかでしょうか。
あなたが禁煙することで、タバコを吸わない家族や、周囲の人も健康になれます。
「喫煙はメタボリックシンドロームへの始まり」だと心に決めて吸うのを止めてみましょう。
喫煙は「百害あって一利なし」です。
メタボリックシンドロームの診断基準は、WHO(世界保健機構)が1999年に発表した。
続いて、世界で1番の肥満大国、米国が2001年にメタボリックシンドロームの診断基準を発表した。
それから遅れること4年後。日本動脈硬化学会、日本糖尿病学会、日本高血圧学会、
日本肥満学会、日本循環器学会、日本腎臓病学会、日本血栓止血学会、日本内科学会
がメタボリックシンドローム診断基準検討委員会を構成して、
2005年4月にメタボリックシンドロームの定義と診断基準を発表した。
この時点で日本がメタボッリクシンドロームに対する認識が遅いことがわかる。
米国が発表してからは4年だが、WHOがメタボリックシンドロームの診断基準を発表してからは
6年も経過している。
言わば、その6年間メタボリックシンドロームを日本の人々は知らずに過ごしていたのだ、
と言う事は、メタボリックの危険性がある人も生活改善しないまま過ごしてきていた。
6年もあっては恐らく、現在はメタボリックシンドロームになっている可能性は十分にあるのだ。
この遅れを取り戻すことは出来ない。
でも、今からでもメタボリックシンドロームに立ち向かうことはできる。
予防や対策は先にお話しましたが、実際にご自分が「メタボリックシンドロームではないか・・・」
と思う方々も多くいらっしゃることと思います。
次では診断基準のことをお話させていただきます。
それでは、メタボリックシンドロームの診断基準をお話しましょう。
まずは、メタボリックシンドローム診断基準検討委員会が発表したメタボリックシンドロームの診断基準から・・・。
ウエスト周囲径
男性85cm以上
女性90cm以上
(軽く息を吐き、おへその高さで測定したもの)
〇上記にウエスト周囲径に加え以下の項目
1. 高トリグリセリド血症(150mg/dl以上)、または 低HDL血症<40mg/dl
2. 収縮期血圧130mmHg以上、または 拡張期血圧85mmHg以上
3. 空腹時高血糖110/mg/dl以上
上記が日本で発表されたメタボリックの診断基準。
次に米国のメタボリックシンドローム診断基準を見てみましょう。
ウエスト周囲径
男性で102cm以上
女性で88cm以上
1)中性脂肪が150mg/dl以上
2)HDLコレステロールが男性で40mg/dl未満、女性で50mg/dl未満
3)血圧が最大血圧で130mmHg以上または最小血圧で85mmHg以上
4)空腹時血糖値が110mg/dl以上
ほとんどの項目は同じだが、ウエスト周囲径には違いがある。日本の基準では女性の
ウエスト周囲径の方が高く制定されているが、米国では女性の方が低く制定されている。
このように違いはあるが世界で、メタボリックシンドロームが重要視されていることは同じだ。
次はなぜ、先にお話したようなメタボリックシンドロームに対する基準が必要なのかお話しましょう。
高血圧、高脂血症、糖尿病が、動脈硬化の原因としてメタボリックシンドロームが強く関わることは、
明らかとされていますが、「血圧がちょっとだけ、高め。」
「コレステロール値は正常だけど HDLコレステロールは低めだ」とか、
「糖尿病の気がある。」など、どの症状が微妙な人たちも、
動脈硬化を起こしやすいことがわかってきました。
そのような方たちの場合、多くの方々が病気として重くに考えていない為、
知らず知らずのうちに動脈硬化を進めてしまっている場合があります。
そのようなことを予防するため、注意を促す目的でメタボリックシ ンドロームが提唱されたのです。
メタボリックシンドロームの診断基準としてはやはり、ウエスト周囲径がまずは重要。
では、このウエスト周囲径がなぜ重要なのか。
それは、内蔵脂肪と関係があり、インスリン抵抗性と深く関係があります。
インスリン抵抗性とは、インスリンは出ているけれど身体がインスリンを感じ取れず、
インスリンが効かない状態。インスリンの働きは、血糖値を下げるホルモンです。
食事を摂るとすぐに膵臓から分泌されて血糖値を下げます。
インスリンが血糖値を下げるのは、身体の細胞がインスリンを感じ取り、
細胞内に血液中のブドウ糖を取り込むからなのですが、
細胞がインスリンを感じ取れなければ、ブドウ糖を細胞内に取り込むことが出来なくなり、
血糖値が下がりません。
その場合、糖尿病になりやすいことや、動脈硬化が進みやすいことがわかってきたのです。
このように、メタボリックシンドロームの診断基準としては、ウエスト周囲径は重要なのです。
メタボリック・メタボリックシンドローム
ここまで、メタボリックシンドロームについていくつかお話しましたが、どのように感じましたか?
「僕(私)は関係ない」「家族がメタボリックかもしれない」「彼氏(彼女)がメタボリックかも」はたまた、
「他人ごとじゃない」「自分がメタボリックシンドロームかもしれない」
と、色んな方がいらっしゃることと思います。
でも、このメタボリックシンドロームは先にお話したように、欧米化しつつある日本人にとっては
誰もが重要視しなくてはならない病気と思った方がよいと思います。
関係ないと思った方でも、ご自分の生活、食生活をよく思い出してみてください。
メタボリックになるような生活、食事をしていませんか?
このサイトを期にもう一度振り返ってみてください。
ご自分がメタボリックかもと不安を抱いている方は、
まず、ご自宅などでウエスト周囲径を測ってみてはどうですか?
それがもし診断基準以上なら、まずは、かかりつけの内科などに相談してみてはどうでしょう。
それから、生活、食生活の改善、禁煙、お酒を控える、運動を心がけるなど、
メタボリック対策をしてみてはいかかですか?
メタボリックシンドロームは決して無視してはならない病気です。
生死に関わる重大な病気と考えて、生活してみてください。
体はとても健康になって、色んなことが順調に進むかもしれませんよ。
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